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持続可能なインディゴ染料についてのお問い合わせ
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今日、染色業界は環境への影響、資源の枯渇、労働者の安全に関連する前例のない課題に直面しています。国連貿易開発会議にて、アパレル業界は世界2位の汚染産業と指摘されており、対応が急務となっています。
ジーンズは、最も普及されている衣類の1つであり、年間約20億本が生産されています。しかし、その染料の製造工程にいくつかの重大な懸念が生じています。
当社は解決策として、持続可能なインディゴ染料を提案します。
近年、ファストファッションの拡大や消費行動の多様化に伴い、アパレル業界では廃棄物による環境負荷の増大、資源枯渇などの課題が顕在化しています。特にデニムは世界で最も普及している衣類の一つで、年間20億本が生産されていると言われています。その染色工程で使用される従来の化学合成インディゴ染料は、持続可能性の観点から懸念が指摘されてきました。こうした課題に対応するため、NAGASEグループは、廃繊維を活用したインディゴ染料を開発いたしました。
EnzyBlueは、廃棄デニムや古着繊維を酵素の力で分解・抽出し、再びインディゴ染料として活用する革新的なリサイクル技術です。従来は焼却や埋め立てで処分されていた素材を再利用することで、資源の有効活用と廃棄物削減に貢献します。この循環型の製造アプローチにより、持続可能な製造サイクルを実現することが可能です。
現在、染色工程で出る廃繊維は主に焼却処分されていますが、NAGASEグループの酵素を用いて、廃繊維からEnzyBlueという染料を再生しています。
また、糖やアミノ酸を原料に、微生物発酵でFermenBlue染料も生産しています。
将来的に、お客さまで不要となった廃デニムを回収し、廃繊維とともにEnzyBlue染料を再生します。
また、廃繊維や廃デニムの「綿」をNAGASEグループの酵素を用いて糖化し、「綿由来の糖」を原料として微生物発酵でFermenBlueを生産します。
酵素分解
現在焼却処分されている廃繊維
染色業界内で高まるアップサイクルのニーズに対応することで、持続可能性をさらに一歩進めています。EnzyBlueは、廃棄デニムや古着繊維を酵素の力で分解・抽出し、再びインディゴ染料として活用する革新的なリサイクル技術です。従来は焼却や埋め立てで処分されていた素材を再利用することで、資源の有効活用と廃棄物削減に貢献します。この循環型の製造アプローチにより、持続可能な製造サイクルを実現することが可能です。
酵素分解
現在焼却処分されている廃繊維
廃棄物の削減
EnzyBlueは、廃繊維を再利用することで、貴重な素材の廃棄を防ぎ、業界の環境フットプリントを削減を目指します。
サーキュラーエコノミー
EnzyBlueは、サーキュラーエコノミーの原則に沿っており、企業が廃棄物を価値ある製品に変えることを可能にします。
NAGASEは1832年のテキスタイル向け天然染料の取り扱いから始まり、約200年の間、事業拡大を続けて参りました。今では祖業である染料の商社業だけでなく、様々な化学品や半導体材料、樹脂に加え、近年ではバイオテクノロジーによるモノづくりにも力を入れております。地球環境保全、持続可能性はNAGASEにとっての重要なマテリアリティであり、種々のソリューションを見つけ、育み、広げる活動を続けて参りました。
染色業界においては、1832年の創業以来、約2世紀にわたり業界を支える重要な役割を果たしてきました。特にアパレル向けの染料事業についてはNAGASEの祖業であり、アイデンティティの一部でもあります。
染料のリサイクルから生まれたEnzyBlueは、NAGASEの持続可能性への姿勢を象徴するソリューションです。染色・アパレル業界が直面する環境課題に対し、廃棄物のアップサイクルを通じて新たな価値を創出します。
NAGASEは、資源の枯渇、汚染、廃棄物管理などの重要な課題に取り組むことで、染色業界にポジティブな変化をもたらす最前線に立っています。NAGASEは、バイオテクノロジーの採用とサステナビリティへの取り組みを通じて、ファッションが美しく責任ある未来を思い描き、よりクリーンで安全な地球を将来の世代に引き継ぎます。
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